皆さんのおうちでもお正月にお供えした鏡餅を、お雑煮やお汁粉にして食べる風習があるのが1月11日の「鏡開き」です。1月7日に食べる「七草がゆ」同様、鏡開きの日に食べるお餅も新しく迎えた1年間を病気せず、元気で健康にすごすことを願う行事です。
たかつ保育園では今日、餅つきをしました。近隣の神社から由緒のある「臼」をお借りして、お父さんやお母さん、いつもおむつやお布団のことでお世話になっている会社の人、様々なボランティアの人に手伝っていただいて、餅つきをしました。
蒸し上がったばかりの餅米は、手伝ってくれた大人の人の手により、適度な粘りがでるまでまずこねました。その後、ぱんだ(3歳児)組さん以上の、ぞう(4歳児)組さん、きりん(5歳児)組さんの子どもたちが、お父さんやお母さん、保育者に杵を持つ手を添えてもらって、「よいしょっ!よいしょっ!」のかけ声と一緒に餅をつき、全部で6臼分のお餅をつきました。あとで、手伝ってくれた人も、子どもたちも全員が食べるお餅です。たくさんたくさんつきました。
お餅がつき上がるたびに、すぐに小さく食べやすい大きさに丸められたお餅は、今日のお昼ご飯になりました。砂糖醤油をつけて海苔で巻いた「磯辺巻き」、きな粉をまぶした「きな粉餅」、納豆をからめて「納豆餅」の3つの味で食べました。つきたてのお餅はどんな味付けにしてもおいしかったです。お餅つきはもともと、お米が収穫できたことを、食べ物を得られたことに感謝し、新しい年も豊かに作物が稔ることを祈る行事だったそうです。お正月になるとお餅を食べ、お供えするのはその風習が残ったもの。こんな美味しい日本の文化は、これからもずっと大切にしていきたいですよね。みんなは何の味付けが一番好きかな?
(YMCAたかつ保育園 野澤ひらく)