川崎YMCAでは、近隣の保育園や小学校から要請を受け、心肺蘇生法や着衣泳などの講習会を実施しています。これは、水の安全キャンペーンの一貫として横浜YMCAが取り組んでいる活動です。
この度、10月28日(日)には、なのはな保育園保護者会からの要請を受け、保護者向けの「心肺蘇生法講習会」及び、親子向けの「着衣泳講習会」を実施させていただきましたのでご報告させていただきます。
場所:川崎YMCA2階ジム・地下プール
① 【心肺蘇生法講習会】13:30~14:30
参加者のうち半数は心臓マッサージや人工呼吸など初体験の方でしたが、実際にダミーを使って練習し、AEDも実際に触って使用方法を確認していきました。成人、幼児、乳児のダミーを実際に触り、それぞれ身体の大きさによっての注意点なども確認することができました。子どもたちは、ボール遊びやエバーマットのお山などで、リーダーと楽しく過ごしていました。
② 【親子で着衣泳体験】15:00~16:00
まずはゲーム大会を通して親子で楽しく洋服の重さを感じていきました。その後、大人と子どもに分かれ、大人は実際にどの泳ぎが楽なのか体験してみたり、不意に溺れてしまったときの対処方法、溺れている人を見つけた時の救助方法などを体験しました。心肺蘇生法はこれまでも同様に行ってきましたが、親子で着衣泳体験は今回初の試みでした。
参加された方からは、大変嬉しいお声もいただきました!
「子どもも楽しく参加させていただき、苦手だった水泳にも興味を持ち始めるきっかけになりました。初めてだったので参加者が少なかったですが、この経験を次の保護者会にも提案し、来年もぜひ着衣泳も含めてお願いをしたいと思っています。」
心肺蘇生や人工呼吸、AEDといった一時救命は、救急車など医療従事者が到着するまでに“私たち一般市民が行う救命”のことを言います。もしも大切な人が近くで倒れてしまったら、溺れてしまったら・・・。その時に備えて、今できることをこれからも地域の皆様と確認していきたいと思います。
この他にも、今夏は2つの小学校にて児童向けの着衣泳講習会や教員向けの心肺蘇生法講習会を実施させていただきました。今後もこういった活動を広く実施できたらと願っています。
(川崎YMCA 宮崎麻衣子)