10月11日はYMCAの生みの親であるジョージ・ウィリアムス(1821~1905)のお誕生日です。世界中のYMCAでは、この日を記念して様々な行事を行っています。YMCAがイギリスのロンドンの街角で、ジョージと11人の若者で設立された1844年は、イギリス産業革命のまっただ中でした。たくさんの若者が働くために地方から都会に出てきたことで、人々の気持ちが荒む中、キリスト教への敬虔な祈りの中から再び豊かな人間性を取り戻そうという運動が、今に続くYMCAの始まりでした。
今日10月15日(月)の幼児礼拝では、木島園長が聖書の「良きサマリア人のたとえ」のお話を取り上げ、自分のそばにいる人が困っていたら、思いやりを持って接することの大切さを子ども達に語りかけました。おいはぎに襲われて、瀕死の状態にあった旅人を介抱し、いたわったのは実はその旅人ととても仲の悪かった(いがみ合っていた)人たちでした。皆さんはいつも仲良しにしている人ではない子でも、困っている人がいたら手をさしのべてあげられますか?
たかつ保育園の生活の中では、そういった他人をいたわる気持ち、優しくする気持ちを大切にしていきたいと願う、170年のYMCA運動の願いが受け継がれています。
(YMCAたかつ保育園 野澤ひらく)