横浜YMCAでは、数年前から台湾(台北)YMCAにスタッフが派遣されて勤務しています。現在は、以前とつかYMCAに勤務していた野田知裕(のりリーダー)が今年4月から勤務しています。今年は、野田さんの依頼もあり日本で作成しているウォーターセーフティーハンドブックを200部贈呈して、現地でも初めて水上安全の啓発活動を行う運びとなりました。
以下、台北の野田さんからの報告です。
ウォーターセーフティキャンペーンのポスターは台北日本人学校にご協力いただき、小学部・中学部の掲示箇所にそれぞれ掲示していただきました。台湾では6月から海開きされており、学校ではプールの授業も行なわれています。先日行なわれた着衣泳体験では、水を吸った服の重さに驚き「こんなに重くなるの!?」、「服が重くて泳ぎにくいよ」といった声が上がりました。体験が終わったあと、子どもたちはウォーターセーフティハンドブックに目を通し、もし落水してしまった場合は、どうすれば良いか友だちと確認していました。未然に事故を防ぐため、このような体験をもっと広めてほしいと保護者の方からお声をいただきました。水上安全の啓発活動をYMCAが率先して取り組み、一人でも多くの人に水辺で安全に楽しく過ごしてほしいと願っています。
住んでいる場所は、違っても願いや思いは一緒です。かけがえのない命を守り育む活動が今後も展開出来ればと思います。
(ウォーターセーフティーキャンペーン担当 横須賀YMCA 瀬戸俊孝)