2012年7月3日火曜日

心肺蘇生法講習会を終えて

YMCA山手台センター・心肺蘇生法講習会のご報告


 横浜YMCAで取り組んでいる『ウォーターセーフティーキャンペーン』の一環としてYMCA山手台センターでは泉区、旭区の近隣小学校の教職員の方への心肺蘇生法の普及活動をしています。今年、心肺蘇生法の手順となり、一般の方にもより救命活動に参加していただくために、心肺蘇生法の手順が変更となりました。胸骨圧迫がより重要視され、呼吸の確認も簡略化されました。AEDに関しても小学生から成人まで同じ技術で扱えるようになりました。呼吸停止・心肺停止してから時間が経つにつれて救命率はどんどん落ちていきます。救急車要請から到着までの時間は全国平均で約8分。その間、何もしなかった場合、救命率は10%以下まで下がります。それだけ第1発見者の処置が重要になってきます。私たちYMCAや教職員の方はだけに限らず、不意にこの技術が必要なときが訪れます。これから始まる“夏”は楽しいこともたくさん待っていますが、その反面、危険も少なくありません。万が一のときにパニックにならないように準備していくことが大切です。
毎年行っているこの取り組みですが、参加された教職員の方もとても意識が高く、胸骨圧迫の強さや速さ、吹き込みの量やAEDの使用注意点まで細かいところまで熱心に考え質問してくださいました。また反復練習でも汗だくになって胸骨圧迫をしている姿がとても印象的でした。全部で5校の小学校で講習会を行い、短い時間ではありましたが、有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。
 『ウォーターセーフティーキャンペーン』は9月まで続きます。YMCAではこれからも地域の方と一緒に健康の維持・増進、豊かな暮らしを応援していきたいと主増す。
(YMCA山手台センター 柳原 太一)