2012年7月6日金曜日

普段とは違う着衣泳の経験

YMCA山手台センター・着衣泳体験のご報告


 YMCA山手台センターでは6月~9月までウォーターセーフティーキャンペーンを行っています。その一環として、6月23日(土)から一週間、幼少水泳クラスと成人水泳クラスで着衣泳を実施しました。着衣泳は衣服を着たまま水の中に入るとどうなるか体験し、自分や周りの人の命を守るためにはどうすればいいかを学びます。着衣泳を通して水の中での普段とは違う動きづらさを経験し、皆さん「衣服が張り付く」「服を着ると重くて動きづらい」「ゴーグルをしないと目が開けられない」と言っていました。もし水辺で不意に水の中に落ちてしまった時自分の身を守る方法を知っていることはとても大切です。また子どもの水泳クラスでは海や川に一人では行かず大人と一緒に行くことをリーダー達は子ども達に伝えました。
 幼児のクラスでは「水の安全」という、うさぎとくまの紙芝居を読んでより分かりやすくお水の安全について伝えました。みんな真剣に紙芝居を観ていて、観終わったあとは「おうちの人に言ってから遊びに行かなきゃいけないんだよ」「危険って看板のあるところには近づいちゃいけない」などと紙芝居のお話の中で何が良くなかったか意見を言っていました。
 成人のクラスでは着衣泳のときの泳ぎやすい泳ぎ方をお話ししたり、より詳しく着衣泳について理解を深めました。また近隣の小学校にも児童を対象とした着衣泳や教員の方を対象とした心肺蘇生法の講習会も実施しています。
 着衣泳を通して水の中に服のまま入ると動きづらいなどの普段の水泳との感覚の違いを感じてもらい、みなさんが安全に楽しく水遊びができるようになるといいと思います。また、ひとりひとりが身を守る術を知り周りの人にも理解が広まり、多くの方に水上安全の理解が広まれば良いと思います。
(YMCA山手台センター 下山夕貴)