2011年3月24日木曜日

1歩ずつ

横浜北YMCA・アウトドアキッズクラブ3月活動報告

アウトドアキッズクラブ2010年度最後の活動は直前に起きた東北地方 太平洋沖地震の影響で、屋外でのプログラムを変更し室内で行い、午後からは緊急支援募金を街頭にて実施しました。
 
これまでに築いてきた関係を活かしてのプログラム内容でしたが、グループで息を合わせて行なうフープリレーや人間カッターでは自分たちで目標設定をして、個人練習や作戦タイムを取り、何度も何度もチャレンジしていました。中でもフープリレーでは背の高さを考慮して並び順を変えたり、「足から?頭から?」「隣の人は持ち上げるように引っ張ってあげよう!!」と積極的にコミュニケーションを取っていました。これまでの活動の中でもっとも活発なやりとりをしていたように思います。

午後におこなった東北地方 太平洋沖地震街頭募金では「何のための募金なのか」「どんな呼びかけをしたら賛同してもらえるか」を考えて「今、私たちに出来ること」として意欲的に活動できました。はじめはなかなか声を出せなかった子どもたちでしたが次第に声も大きくなり、「おむつやミルクの足りていない子どもたちのために」「地震で家がなくなって困っている人のために」と自分たちで考えた呼びかけを大きな声で言うことが出来ました。多くの人が募金に協力してくださり、約3時間の募金活動では18万円の金額が集まりました。

2010年度は「1歩ずつ」をテーマに掲げ活動してきました。これまで沢山の体験を通して、文字や映像では伝えきれない子どもたちの成長を私たち指導者(リーダー)も感じています。失敗と成功を繰り返しながら少しずつ、1歩ずつ成長してきた子どもたちを感じていただければ幸いです。2010年度アウトドアキッズクラブに参加していただきありがとうございました。
(横浜北YMCA 皆川 蘭)