子育てランドとはYMCA保育園から毎月発信する子育てに役立つ情報です。各保育園の専門職員の現場での経験をもとに、すぐに役立つ「豆知識」をご活用ください。
感染症は、抵抗力のない子どもたちにとっては、たいへんかかかりやすく、園児だけでなく園児の家族にも広がり、感染した方はつらい思いをされることと思います。集団生活の中で感染症が一人でると、多数に広がる可能性は十分にあります。少しでも感染拡大を防ぐためには、やはり「手洗い」が一番簡単で有効です。保育園でも家庭でも何度も行われている手洗いですが、その上手な手洗いの方法について、今一度確認をしていきましょう。
<1>はじめに、流水で手を流します。最近は泡石鹸が主流のためか、水で流さず直接泡石鹸を手につけて洗い始める方もいます。しかし、まず水で流すことで手についている汚れや細菌、ウィルスを流すことができます。水で落とせる分は流し落とすことでより石鹸の効果が高まりますし、石鹸の泡立ちが良くなり全体を泡で包みこみやすくなります。
<2>しっかりこすりましょう。ささっと手をこすっておしまいにしている子どもが多いのですが、これでは目に見えない細菌などが残ってしまいます。指の間や手の甲、手首など、子どもがなかなかやらない部分を一緒に見て教えてください。手洗いに1分位かけるのが理想的です。
<3>完全に乾かしましょう。濡れていると新たな細菌などが付着しやすくなります。これから、下痢嘔吐やインフルエンザなど感染症が流行する時期に入ります。一人ひとりが気をつけて、元気に過ごしていきましょう。
(YMCAかわさき保育園看護師 赤塚あかね)