2010年2月26日金曜日

125周年記念事業「フォーオール・コンサート」

昨年10月に創立125周年を迎えた横浜YMCAでは、、今年3月までの1年間にわたりさまざまな記念事業を開催してきましたが、その最後のイベントとなる「フォーオール・コンサート」が2月21日(日)に、NHK交響楽団室内合奏団を迎えて、みなとみらいホールで開催され、子どもや障がい者まで1500人を超える人々が来場し、コンサートを共に楽しみました。「フォーオール・コンサート」は125周年記念事業のうち、子ども・家庭の小委員会(金井之広委員長)で計画されたもので、これまで大和YMCAで2回にわたって開催された「輪・和・WA」コンサートでの実績を踏まえて、さらに多くの人に参加する機会をと地域社会への積極的な呼びかけが行われました。とくに障がいのある人には企業や個人からの協賛金によって約90席の「スポンサーチケット」を用意し、子どもたちを招待しました。NHK交響楽団のコンサートマスター(堀正文さん)が主宰、そしてメンバーも各パートの首席奏者たちで構成された、世界レベルの室内オーケストラであるN響室内合奏団ではこのコンサートの開催にあたって、ヴィヴァルディ:「四季」より"春"第1楽章など多くの人が聞いたことのある曲を選び、2度の休憩を挟んだ演奏プログラムを組むなど、YMCAのこのコンサートの開催趣旨に賛同して素晴らしい演奏を披露しました。参加者からは「ダウン症の息子は音楽が好きでとても楽しみにしていました。大きなホールでのコンサートは初めてでしたが、小さいお子さんや障がいのあるお子さんもいらしたので気兼ねなく楽しめました」「演奏してくださった方々が、素晴らしい音楽を届けてくれた上に、聴き手一人ひとりの音楽の感じ方を受け入れてくださったことに心から感謝します。みんなで音を楽しむ心の芽を大切にすることが出来た貴重なひとときをありがとうございました」といった感想が数多く寄せられました。
 (広報センター 高具雄一)