2014年11月5日水曜日

ぶどう日記44

金沢八景YMCA保育園・4歳児お泊り会のご紹介
 金沢八景YMCA保育園では、毎年5歳児(きりん組)が夏と冬にの「富士山YMCAグローバル・エコ・ビレッジ」で2泊3日のキャンプを行っておりますが(ぶどう通信35「夏キャンプ」参照)、当園は4歳児(ひつじ組)も、保育園の中で1泊2日のお泊り会に挑戦しています。様々な保育プログラムを通して、子どもたちの成長していく姿をご紹介します。

 1日目(10/10) 秋の遠足!!・・・といえば、「お芋堀り」
 秋晴れの中、今年のひつじさんは、三浦(横須賀市)の畑で「芋掘り体験」をしてきました。子どもたちが育てているおいも畑は、初年度は収穫0本だったのですが、年を重ねるごとに少しずつ増え、今年はタライ2つ分のおいもを収穫してくることができました。
もちろん収穫後には現地で火を起こし、焼き芋にしておいしく食べました。
 昼食後は、三浦ふれあいの村内のフィールドを利用し、“海あそび・山あそび”に出発。それぞれが「海」と「山」のどちらか好きな方を選び、たくさんの宝物を見つけて来ました。

 保育園に戻ってからは、園庭にビニールプールを出し、温かいお湯を張って露天風呂気分♪一日の汗をスッキリと流した後、みんながお待ちかねの夕食タイム!! 
今夜はお泊り会特別メニューの【お子様プレート~ひつじVersion~】

 

(グリーンピース)(パプリカ)ほっぺ(トマト)(ブロッコリー)(ハンバーグ)「どこから食べるか迷っちゃう!!」と言いながら、いつもは食べない苦手な野菜にも挑戦していました。

夜のお楽しみプログラムは、『自然の中の昼と夜の違いを感じよう』でした。日中、三浦ふれあいの村で見つけてきたもの(貝やドングリ等)をハサミを使って製作し、お部屋のカーテンに付けて、部屋を真っ暗にし、ランタンで灯りを点し、音や風景をイメージしました。
 

一人ひとりが落ち着いた気持ちで布団に入り、良い夢を見る時間となったことでしょう。






 
2日目(10/11) 心を込めて「クッキング」

 昨夜早くにお休みしたため、みんなスッキリお目覚め。朝からモリモリとご飯を食べてこの日のメインイベント「クッキング」に備えました。
 今回のクッキングのテーマは、『お家の人に感謝の気持ちを込めて作ろう~共に食べられる喜びを感じよう~』『秋の食材にたくさん触れよう』でした。
3つのグループに分かれて、それぞれのメニューを担当。炊き込みご飯チームは、きのこの種類を覚えるところからスタート。ピーラーを使用し、にんじんやごぼうの皮むきに挑戦しました。豚汁チームは様々な食材を使用。包丁を使い、にんじんやだいこんのいちょう切りに挑戦しました。おいものサラダチームは秋の味覚“さつまいも”をたっぷり使って、甘くておいしいサラダに仕上げました!

 料理が出来上がった頃に、お母さん・お父さんが保育園に来てくれて感動の再会。子どもたち一人ひとりの小さな手で、大きなお皿をしっかりと持ち、自分の元に運んできてくれる姿に目を潤ませ感動してくれる姿がありました。お母さん・お父さんの温かい笑顔に迎えられあっという間にお泊り会が終了です。

「いつもありがとう」「たのしかったよ」「ぼく泣かなかったよ」「また(お泊り)したい!」子どもたちから聞かれたたくさんの声に、これまでの成長を感じました。

 




 お泊り会の中では、友だちとケンカし涙する子どもの姿もありましたが、彼らが自分たちの力で話し合い、気持ちに折り合いをつけて解決する様子が見られ、頼もしく思いました。日常とは違うゆったりと流れる充実した時間の中で得た、これら一つ一つの経験が糧となり、学びとなりますように。自信をつけた子どもたちのこれからが楽しみです♪
(金沢八景YMCA保育園 保育士 小林 あゆみ)