「サンマ」の季節になると幼児クラスでは「魚の骨をとって食べよう!」と給食の時間にサンマを一人半尾食べる日が毎年の恒例となり、先日“初サンマ”を食べました。
いつもの給食では「骨なしの切り身魚」を食べているので「魚の頭や骨や尾もある魚」は水族館でしか見たことがない?かもしれない子どもたち。「明日の給食は魚が丸ごと出てきて骨をとって食べるんだよ」と先生に言われみんなで魚の模型を使って食べ方のお話しを聞きました。
当日にもう一度食べ方のお話しを聞いてから「いただきまーす」。きりん組(4歳児)とぞう組(5歳児)は昨年の経験やお家で食べ慣れている子もいてあっという間に骨をとり上手に食べていました。初めてのひつじ組(3歳児)や慣れていない子どもたちは悪戦苦闘しながらもなんとか食べきっていました。
「骨がとれたよー」とビローっと中骨を見せてくれる顔がなんとも嬉しそうな笑顔だったり、「これ骨?」「どれが骨なの?」と必死になっている子、骨も一緒に食べて「べー」と吐き出す子や上手に口から出せている子などにぎやかな給食の時間になりました。
給食では他にも圧力鍋を利用して骨ごと食べられる煮魚なども取り入れて魚の形や骨があることを伝えています。魚を丸ごと食べることで骨や血合いといった切り身の状態ではわからない様々なことにも気がついたり、子どもの頃から骨つき魚に親しみ美しいマナーできれいに食べられる習慣が自然に身につくと嬉しいですね。
(オベリン保育園 給食室)