9月に入り、風が心地良い日も増えてお散歩が気持ちの良い季節になりました。
乳児保育園の子どもたちは晴れた日には毎日お散歩に出掛け1.5~2時間たっぷり外遊びをする毎日です。
先日はとある散歩先でA君が地面から生えだす木の根っこを発見し、引っ張り始めました。そこへBちゃんが来て2人で根っこの取り合いになりました。どちらも“ひとりで”という気持ちが譲れず泣いての取り合いです…。そこで2人に「おおきなかぶにして一緒にひっぱてみたら?」と提案すると、泣いていた2人がピタッと泣き止みようやく納得!そこから子どもたちの大好きな絵本『おおきなかぶ』ごっこが始まりました。
最初は2人だったのですが、保育者のナレーションに合わせ子どもたちが「おーい!○○ちゃん手伝ってー」と次から次へ誘い合い、あっという間に絵本のような列が繋がりました。そしてみんなで声を合わせ「うんとこしょ♪どっこいしょ♪」とかぶ(根っこ)を引っ張ります。
途中引っ張られて抜けたのはCくん!尻もちをついて皆で「Cくんが抜けた~」と大笑い!
結局、絵本のようにうまく抜く事は出来ませんでしたが、2人の喧嘩をきっかけに皆で楽しめる遊びに発展しました。
子どもたちが協力し合って引っ張る姿はとてもかわいらしく周りにいた方々も皆見入っていました。
子どもたちの遊びは毎日が発見と驚きの連続です。保育園ならではの遊びの姿、またご紹介します。
(とつか乳児保育園 直井頌子)