7月28日(月)から30日までの3日間、夏季の英語デイケアプログラムの小学生英語サマーランドが行われました。
小学1年生から3年生までを対象としたこのプログラムは、1日ごとにテーマが変わり、1つのテーマに関連する英単語を何度も繰り返し使いながら、ゲームやアクティビティを行いますので、英語が全く初めての人も、経験者の人もみんなが楽しめる内容になっています。
今年は12人のお友だちが参加をしてくれました。午前中は日本人講師、午後は外国人講師が指導を担当して、高校生のお姉さんがボランティアリーダーとして、クラス運営のお手伝いをしてくれました。
まずウォーミングアップとして、朝の英語でのご挨拶に始まり、自己紹介や今日の日付と曜日、天気や季節の言い方についておさらいしました。
ランチタイム後の午後ウォーミングアップでは、外国人の先生によるウクレレの演奏で英語の歌を歌いました。動作をつけて身体を動かしながら歌いますので、アクセントや抑揚と合わせてリズム感も養うことができます。また、とても親しみやすいメロディですので、英語を覚えて定着をはかるのにもとても有効です。
毎日変わるテーマはごく身近なもので、「お洋服・身に着けるもの」「お仕事」「夏の食べ物」について学びました。出てきた英単語の中には「セーター」「サングラス」「パイロット」「トマト」「パイナップル」のように、外来語で日本語化している単語も多かったのですが、それらの英語本来の発音を聞いて言ってみることで、その違いを肌で感じながら学ぶことができました。
英語のフラッシュカードを使ったカルタとりや神経衰弱(Concentration)などのゲーム、フルーツバスケットやチーム対抗クイズ合戦のように身体を使ったアクティビティ、ワークシートを使った塗り絵とBingoなどを机上でのアクティビティを行うことで、終始飽きることなく、また数字や色についても自然に覚えられるようになりました。
文法的には、理論的なことではなく、自分が身に着けているものをどう説明したら良いのか、人にお願いをするときは何て言うのか、どちらが好みかを英語ではどう聞くのかなど、まずは英語での伝え方について学びました。
3日目の最後に先生から子どもたち一人ずつに修了証が渡されるととても嬉しそうにしていました。
短期ではありましたが、今回の3日間のプログラムを通して、英語を五感を使って習得する大切さと英語の楽しさを皆さんに知っていいただき、もっと習いたいなと思っていただければ幸いに思います。
季節の英語デイケアのプログラムは年3回、今後は冬と春にも実施する予定です。
また冬休みに皆さんと楽しい英語の3日間を一緒に過ごしたいと思います。
(中央YMCA 大谷昭雄)