今月の聖句
子どもたちをわたしのところへ来させなさい。妨げてはならない。
( マルコによる福音書 10章14節 )
神様は、子どもたち一人ひとりをとても大切にされています。
私たちホサナの保育者たちも、子どもたちを、神さまから与えられた、かけがえのない存在ととらえ、大切にしています。キリスト教保育というと、神さまのことを信じるとか、学ばせるかのように見ている方がおられるのではないでしょうか。むしろキリスト教保育の最大の役割は、子どもたちに自分たちが神さまに愛されている、とても大切な存在であることを伝えることにあります。
今月の聖句は、イエスがその子ども達の存在の大切さを説いた部分です。自分たちが愛されていることを感じることで、人を愛する気持ちが育めればと思います。
6月16日(月)には、牧師の矢島隆行先生をお招きして花の日の礼拝を行いました。花の日とは、およそ150年ほど前、アメリカの教会で始まった子ども中心のキリスト教の行事です。
一年中で最も多くの花の咲く季節であることから、各々花を持ち寄って教会を飾り、礼拝後、その花を子どもたちが病院を訪問し、また警察や社会施設を慰問したのだそうです。この行事は、子どもたちに奉仕と感謝の気持ちを育むものでもありました。
このように最初は、子どものために計画されたものが、花の日と呼ばれるようになったのです。
ホサナの子ども達も礼拝の翌日17日(火)に、ふだんお世話になっている調理室のリーダーやビルの管理人さんをはじめ、本厚木駅前の交番のおまわりさん、小田急本厚木駅の駅員さん、厚木消防署の消防士さん、給食の材料を届けてくれる魚屋さん、毎年検診をしてくれている歯医者さんや小児科医さんのところへ感謝の気持ちと花束を届けに行ってまいりました。
どこでも子ども達が花束を持って訪ねてきているのを歓迎してくださって、子ども達の気持ちを喜んで受け取ってくれました。
20日(金)~21日(土)は4歳児オレンジ組の子ども達がホサナでの1泊お泊まり保育にチャレンジしました。いつもは夕方、「さよなら、また明日。」のご挨拶でお別れてしまうところを、翌朝までずっと一緒に過ごしました。「ふだん見ることのない、お友だちと過ごす夜」。
オレンジ組になって2ヶ月がたち、新たなホサナでの生活を体験して子ども達はまた一歩、成長しています。
≪園長 野澤ひらく≫