12月26日(木)~29日(日)の期間に中高生を対象とした英語キャンプ「English Camp for Global Leadership」を東山荘(国際青少年センター:御殿場市)にて実施いたしました。今回のテーマは“Our Changing World”。めまぐるしく変わりゆく世界の情勢や技術の進歩などについて、7つのテーマを軸にプレゼンテーションや質疑応答、グループワークなど様々なアクティビティを英語で行いました。ただ英語を使うだけでなく、国際的な問題(Global issue)に注目し、どのようなことが世界で起こっているのか、自分たちに何ができるのかなどを考え、意見交換を活発に行いました。
二日目のワークショップの時間には、カンボジアなどで問題となっている対人地雷に関するワークショップを行い、「対人地雷をなくす会」代表の岡戸良子さんからの熱いメッセージを受け、一人一人が地球市民(Global Citizen)としての自覚を持ち、平和について考える時間を共有いたしました。また、三日目に実施した7つのテーマ別グループ発表では、限られた時間の中でこどもたちが懸命に作成したパワーポイントのスライドを用いて、グループでまとめた意見を英語で発表いたしました。発表内容を受け、他の参加者からは「環境のためにできる取り組みはなんだと思いますか?」「原子力についてどう思いますか?」など難しい質問も飛び交い、自分たちなりの意見を日本語を使わずに英語で一生懸命に伝えていました。
もちろんキャンプ中は息抜きの時間として、外あそびのOutside Timeや、English Fun Timeを設け、英語の歌を歌ったり、大学生ボランティアリーダーによるクイズショーやゲーム、また、参加者の特技を披露するTalent showも行い、ギター演奏、カラオケ、合唱などでつかの間の息抜きの時間を存分に楽しんでいた様子でした。
最終日には、このキャンプの最終アクティビティとなる一人一人のSpeech発表があり、「自分の家族」、「将来の夢」などそれぞれが好きなテーマについて考えた原稿を暗記し、参加者全員の前で披露いたしました。積極的に手を挙げて見事なスピーチを行う子もいれば、緊張のために途中で詰まってしまう子もいたり、こどもたちそれぞれ結果は異なりますが、皆が緊張や困難を自分たちで乗り越えようと一生懸命に努力していたことは共通していたと思います。
今年は過去最高の35名の参加者が神奈川、東京など関東圏だけでなく、広島、神戸、愛媛など遠方からも集まり、バラエティに富んだメンバーと供にすばらしいキャンプを実施することができました。初めて会ったメンバー同士でも3泊4日であっという間に仲良くなり、難しい課題に英語で挑戦した分、達成感と仲間意識がより強くなったようでした。今回はリピーターも多かったのですが、次回は更に2013年度メンバーからのリピーターや、このキャンプに興味を示して参加してくれる初めてのメンバーと供にまた学び多き、互いに成長できるキャンプを行いたいと思います。
(English Camp担当 鈴木あき子)