2013年12月25日水曜日

教会が教派を超えて

鎌倉YMCA第33回かまくら市民Christmas2013のご報告
 鎌倉市民クリスマスは1981年以来、毎年12月の第2土曜日に開催されてきました。今年で第33回目になります。鎌倉に暮らす市民とともに、イエス・キリストの誕生を祝い、クリスマスの喜びを分かち合い、教会への招きにつながるよう、鎌倉市内にある教会が教派を超えて協力して実施しています。参加教会及び団体は、カトリック雪ノ下教会、カトリック大船教会、カトリック由比ガ浜教会、日本聖公会鎌倉聖ミカエル教会、日本基督教団鎌倉教会、日本基督教団鎌倉雪ノ下教会、日本基督教団鎌倉恩寵教会、日本基督教団大船教会、鎌倉ハンドベル・コワイア、鎌倉YMCAとなります。
 第1部は、キャロリングです。日本聖公会鎌倉聖ミカエル教会中庭にて、「もろびとこぞりて」などの賛美歌を皆で歌いました。今回は、YMCA GOSPEL CHOIR TOTSUKA所属の皆さんの協力をいただき、ゴスペルを体験し、1曲皆で歌いました。
第2・3部は、キッズプログラムとクリスマス礼拝を同時に実施いたしました。キッズプログラムでは、パネルによるキリスト生誕物語とプレゼント作成です。クリスマス礼拝では、今年のテーマは「クリスマスあなたは誰にプレゼントしますか?」です。間もなく3年目を迎える東日本大震災の傷跡は未だ癒されず、さらに異常気象の影響と思われる自然災害が相次ぎ、困難に苦しむ人々は増え続けています。世界に目を向けても自然災害、未だ絶えることのない戦争、貧困、餓えに苦しみ、あえいでいる人々が後を絶ちません。それでもクリスマスはやってきます。キリストを知っている人のうえにも、知らない人のうえにも、分け隔てなく神の愛は注がれます。好きな人や大切な人にプレゼントをするばかりでなく、また、もらうばかりでもなく、「私は誰に、何を、プレゼントできるか?」。本当の意味でのプレゼントとは何かを考えさせる、市民クリスマスとなりました。


第4部は、東北地方の被災地にて購入したお菓子やお茶で交流会を実施し、今年の市民クリスマス会を終えました。
(鎌倉YMCA 添谷 憲一)