あつぎ保育園ホサナでは、毎月1回、様々な災害を想定して、避難訓練を行っています。火災や地震、不審者への対応を月ごとの避難訓練のテーマとして上げていて、発生直後の対応や、安全な避難方法など、実際に災害が起きた場合の動きを、ホサナの子どもたちも一緒になって確かめてみています。
今回の避難訓練は、地震の発生を想定して行いました。発生の合図ととも部屋の中の真ん中、落ちてくるものや、倒れてくるものがないところに集合して安全を確認し、次に屋外への避難を行うと判断。自分で歩くことのできる子は自力で、そうでない子は保育者に負ぶわれて避難します。子どもたち全員は「防災ずきん」を着用、保育者もヘルメットを着用し、靴をすぐに履いて避難開始。避難訓練は今までも毎年、そして毎月積み重ねてきているものですから、子どもたちも落ち着いて、そしてふざけることなく真剣に避難準備をし、あわてることなく整然と避難しました。
今回の訓練は、ひとまずホサナのある4階から、屋内の避難階段を使って1階のロビーまで下りるところまで。園児の皆さんは日常の登降園ではエレベーターを使っていると思いますが、避難訓練ではエレベーターを使わず、自分の足で階段を降りていきました。メロン(1歳児)組の子どもたちも、一生懸命訓練に参加していました。
災害は、いつ起きるともわかりません。きちんと予防することができるものに関しては細心の注意を払わなくてはいけませんが、ひとたび発生したなら、どんな場面でも冷静に対応できるように、こうして訓練を積み重ねることはとても大切です。みんな、今回の訓練も真剣によく頑張りました。
(YMCAあつぎホサナ保育園 野沢ひらく)