2013年1月12日土曜日

新しい1年の健康を祈って七草がゆを食べました。

YMCAたかつ保育園・ 七草がゆのご報告

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 皆さんは春の七草の名前をそらんじることができますか?『セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ』の七つの野草を、新しい年の無病息災(病気せず、健康であること。元気なこと)を祈って、1月7日に細かく刻んで炊き込んだお粥を食べる、日本の食の風物詩のひとつです。たかつ保育園でも、この「七草がゆ」をおやつの時間に食べました。

お正月のお休みには、田舎に帰った子どもたちも多かったようです。旅行に出かけたご家族も多かったのではないでしょうか。お正月のおせち料理や、お餅、ごちそうをいっぱい食べたおなかを休めるために、お正月休みの明ける7日に体に優しいお粥を食べるのは、とても大切な日本の風習かもしれません。野の香りがする七草の入っているお粥なんて、春の予感を感じるのにはとても良いことのように感じました。
お粥に入っているのは、包丁で細かく刻んでしまった七草の葉っぱです。もとの生えているときの野草の姿も、給食スタッフが台紙に貼って各組の部屋を回って『「すずな」って「カブ」の昔の呼び方なんだよ。そして「すずしろ」は「だいこん」のことです。』と説明してくれました。
 ちなみに「ナズナ」は「ペンペン草」ですね。どれもみな近所の道ばたで探してみると見つけることができる身近な野草です。以前であればこの七草を摘んでくるのも季節を感じる「遊び」でしたが、今は八百屋さんで手に入れることができます。たかつ保育園でも八百屋さんに用意してもらいました。でも、皆さんも近所を散歩するときに道ばた芽を出し始めた野草を見てみると、この「春の七草」をみつけることができるかもしれません。小さな春の気配を探しに出かけてみてください。
(YMCAたかつ保育園 野澤ひらく)